藤島さんが素晴らしい記事を書かれてます。
確かに、はりまや橋下を掘り起こして遊覧船を中央公園に通すよりも、とりあえずは新堀-江の口経由でなんとか車高の低い遊覧船を高知城まで抜けさせる計画のほうが手っ取り早く費用がかからない。
けんど、新堀川4車線化が実行されたらこれはできんなる。南側ビオトープ化計画もどうなったがやろう。
新堀川周辺地域住民が積極的な市民活動を望まんかったら4車線化がすんなり実行される。
中心市街地の問題でもそうやけんど、自分の利益だけを考えて道路やショッピングモールを望む人たちに住民権はない。住民権を主張するためには、その土地を守り、先祖を守り、土佐の伝統を守っていくものにこそ住民権は付与される。新堀川界隈・中心市街地界隈に住む住まないは関係なくて、最も重要なことは高知を愛しているかどうかだけの問題。私腹を肥やすために道路とショッピングモールを望む人たちはどうぞ新自由主義の国、自分のことしか考えないアメリカへ移住してください、というしかない。
以前から何度も書いてきたように新堀川は、高知の未来を占う重要な川です。その川を法的に用水路とし、いとも簡単に暗渠化してしまうその性根は親殺しに等しい末代まで恥ずべき性根。
県が募集するパブリックコメントを絶対視するパブ・コメ絶対論者は民主主義がなんたるかを全く理解してない。
なぜ市民がテーマと期間を決められて県にいちいち意見を具申せんといかんのか?キチガイじみている。
そもそも人間社会は、多様性に満ち満ちている。それをパブ・コメという一様的な手段に収斂させてしまうその手法こそ形式民主主義の代表と認識すべきやろう。
本来は、公僕たちが県民80万人の家ひとつひとつに訪問し、地べたをなめるぐらいに平身低頭、意見を伺う。これが本来のあり方。市民が語るテーマと時間帯は制限されるべきではない。制限されるべきは金をもらって仕事をしゆう公僕のほう。何度も言うようやけんど、この国は主権在民という崇高なルールによって守られている。
公僕は士農工商で言うたら最も下層の商にあたる。でも昔は商売自体が
卑しいとされたけんど、それでも三方良しの崇高な商売理念を持っちょった。今の公僕は、このレベルにも達しちゅうかどうかわからん。さらにその頂点に『士』がある。
本来は『士』層が官僚へと移行されたはずやけんど、その面影はない。自己を犠牲にせず市民を犠牲にする。新しい身分制度を考えんといかん時期にきちゅうと思う。あまりにも卑しい人間が増えすぎた。
自分の胃の中の消化される食物が市民の税金でまかなわれゆうという現実を見ることができんき、先祖への感謝もできん。そこにパブリックという感覚は存在せず、私(わたくし)のためだけに生きる餓鬼・鬼畜の類。
公私混同という言葉が意味を持ったがは一昔前。今はパブリックを私物化するのが当たり前の時代になってきちゅう。しまいにはそれがあたかも当然かのように主張する輩が出てくる始末。この国の住民はどこまで磊落すれば気が済むのか?もう少し形而上の概念を取り戻し、崇高なもののために生きちょった時代を思い出さんといけません。
さて、
西武跡地 知事ら取得先訪ね要望(asahi.com)
尾﨑知事と岡﨑市長のほか、西山昌男・高知商工会議所会頭、土佐経済同友会の岡内啓明代表幹事らのそうそうたるメンバーが年初に西部跡地取得会社を訪問したらしいです。
かなり気合が入っちょります。不動産鑑定評価額の範囲内での買い取り交渉カードもきったらしく、なかなか素晴らしい交渉であったと思います。
できれば今後は、この案件を失敗例として不動産管理課を構築し、県内不動産の管理・統制を総合的にプロデュースしていかないかんと思います。ブロック主義経済圏を作るなら当然のこと。エンジェル的な投資なら対話を、ハゲタカ的投資には圧力をかけていくというアメとムチの地方政治力を構築する必要があるでしょう。
シキボウ跡地と交換させるなんて論外。あそこは県産品の巨大ショッピングモールを作ってイオンに集まりゆう力を県側に還流させる重要な戦略的な土地。政治力・法の力を使って県外ハゲタカのエキスを骨の髄まで吸い尽くす蟻の巣地獄的経済政策を北嶺の地(薊野)で実行する必要がある。
「問題はパチンコ屋にあるのか」(高知おこし 新堀川)
点と点がつながっていく。西部跡地の問題は確かに点の問題やなくて、面の問題。藤島さんと下司さんの記事で点が、嗚呼、つながっていきゆう。
カルポート・バスターミナル・新堀川暗渠化の面に変わる『新たな面』が出てくる。
『始まったら止まらない』公共事業。そんな公共事業はいらん。いつでも止められて変更を加えられる公共事業がほんまの公共事業。前例は無益。前例を踏襲し続ける思考回路も無益。それやったら前例に洗脳されてない分、脳みそ自体がない方が賢い。
この国の全ての前提が間違うちゅう。新堀川を暗渠化するというより、この国の全ての前提を暗渠化することのほうが合理的。
藤島さんがうまいことを言いよった。この国の裁判に纏わる諸制度は、連作障害に陥っちゅう、と。笑える話やね。裁判だけやない。政治手法・経済政策・メディア、全ての構成要素が私腹を肥やすタヌキがおんなじ畑で同じものを植えて、同じ収穫を得ようとしゆう。腹がでかくても脳みそは小さい。
連作障害が出るがは当たり前。
今、必要ながは、今までとは違う国家構造、違うイデオロギー、違う政治システム、違う産業構造。
そこが見えんやつらはいつまで経っても新撰組でしかない。滅びゆくものにしがみついても滅びしかない。戦艦大和とともに沈んだ我々の先祖はかっこえいけんど、武士道を廃して明治期にできた官僚システムにしがみつくほどかっこ悪いことはない。なぜならそこにはなんの精神的遺産もないき。
たかだか50年の歴史もない前例にしがみついてもかっこ悪いだけ。新堀川工事を即時中止して新たな面の都市計画を実行すべし。それができんかったら土佐人が龍馬を語る資格なんかない。他県でもっと革命的な地方自治を実行しゆうところはごまんとある。
前にも言うたけんど、
龍馬、龍馬、言いゆうけんどやりゆうことは新撰組
にならんように土佐人は気をつけんといかん。
それほど恥ずかしいことはない。
新堀川工事は他県の知事も批判する時代遅れの工事。
それを野放しにして前例を覆すことができん、あるいは一度始まった公共事業を止めることはできんとか、道路ができたほうが便利・人も通り始めて商売もうわむくかも~みたいに後ろ向きに考えることが果たして龍馬的か新撰組的か、考えたらすぐに答えは出るやろう。
県外から来た人たちはそういうところがよう見える。がっかりするがは、はりまや橋だけやない。高知に住む人たちの前例を覆さん精神構造にこそ最もがっかりするやろうね。龍馬伝でさらなる悪いイメージを県外の人たちに植えつけんよう前例を覆していきたいもんやね。この際、官民一帯となって。
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西武跡地 「高買いは法令違反」と知事
西部跡地問題に関して、『土佐のまつりごと』さんからの意見も重要であると思う。
既に市議会に西部跡地購入の陳情書が出ているというのも驚きです。
「高買いは法令違反」というけれども、では一体、西部跡地の現在の適正価格がいくらなのか?の議論が見えてこない。
大阪の不動産会社が西部跡地を購入したがは、中核市の中心部にしては安い値段で市場に出たから、購入しただけのことであって、それを中核市の中心部に相当する値段で売却できれば、大阪の不動産会社にとっても、県にとっても、『高売り』でも『高買い』でもないやろうと思う。
『高買い』が法令違反であっても、『適正価格買い』は法令違反ではない。
*******************
土地を所有する大阪市の不動産会社に対し「県民の熱い思いがあり、跡地にふさわしいものを作ってもらうよう理解を求めたい」と述べた。
*******************(毎日の記事 『土佐のまつりごと』から孫引き)
知事は不動産会社に情状酌量を求めちゅうけんど、そんなもん不動産会社に通じるわけがない。
実勢価格を調査し、適正価格で売却せんかったら、中心市街地娯楽施設建設禁止条例を作って圧力をかけるというカードを生み出したほうがおもしろい。
結局、大阪市の不動産会社も売却できんかったら利益にならんわけやき、高知県の条例で用途条件が限定されてきたら、不動産価値が低下するき、適正価格で売却せざるを得んなるやろうと思う。
土佐のまつりごとさんが言うように、『いちいち土地を購入しよったらキリがない』ということはあると思う。
しかし、たとえ財界人が主導した西部跡地購入陳情であっても、署名をした人たちに利益団体が多数存在するという図式は成立せず、純粋にはりまや橋周辺の活性化を願ってのことやろうと思います。
確かに、カルポートを含めた巨大開発の財政出動で県と市の財政は危機的状況に陥ってますが、これらは形式民主主義で市民力を動員できんかったことが『失敗の本質』であると思います。
もし仮に、西部跡地を県が購入して、巨大な箱物を作るようであれば、それは100%失敗し「高買い購入やった、責任を取れ!」の圧力を受けるでしょう。
しかし、西部跡地を県が購入して、形式民主主義を廃し、真正民主主義を実行し成功させたら誰も西部跡地購入のことについて文句をいうもんはおらんなるやろうと思います。
言わば、「結果が全て」であり、県がたとえ、購入を見送ったとしても県の経済がよくならんかったら「あの時、西部跡地を買うちょかんかったき、こんなことになったがよ」なんて言われ始めるがも目に見えてます。
要するに、ビジョンが欠如しちゅうことに全ての原因があるわけであって、ローカリズムでは前回、西部跡地びちくり計画 で戦国・幕末村ビジョンを示しましたが、1昨日、馬楽さん(講談師・歴史学者)と猫ちゃん(歴史好きコスプレイヤー)に同意(笑)をもろうて、妄想的世界では明確な高知活性化策が進行しよります。
戦国・幕末村は、高知県の『歴史と食と文化と、建築(土佐派の木造建築『町屋風』)、市民力のパビリオン』ですから、ひろめ市場のもう一段階上の施設です。
ひろめ市場では今でも、散発的によさこいが発生しますが、戦国・幕末村では、中央によさこい広場が設けられるき、テンション上がってきたらすぐに踊れます。はっぴを着ても、なりきりコスプレでもえい。
なんにしても、それを「はりまや橋」という知名度の高い場所でやることが重要。がっかり名所の汚名を返上したということですごい宣伝力になる。
県は、西部跡地を購入したら、余計な施設を建てる必要は無く、『楽市楽座』を実行するだけでえいがです。建築は土佐の木材を使うて、建てた人がそれぞれの歴史館を借りたい人に貸せばえいし、県は土地を貸したらえい。それぞれの歴史館を借りた人は、その人物に特化した情報を全国に発信して人を呼び込んで土佐の食べ物と酒を提供したらえいし、芸人はそれぞれの歴史館を巡って講談料をもらえばえいし。誰も損する人は、おらん。
ひろめ市場の人気が衰えんことを考えたら、戦国・幕末村の失敗の可能性もほとんど考えられんと思う。
要は、楽市楽座をやることこそが肝要で、市民に一等地を開放することが大事。支配し、管理しようとするきお金がかかる。手放したらえい、失敗の本質は形式民主主義ながやき。
坂本県議が、西部跡地びちくり計画を持ちかけられています。
12月16日「もうちょっとだけ、びちくってみませんか」
是非、皆さんで『びちくりあい・もがりあい』をやって土佐人のしわさを見せ付けてやりましょう!
県と高知市が西武跡地取得に動くためには、住民の大多数の合意があれば可能です。
実際に尾崎知事は、合意形成の前の税金投入による西部跡地取得には、様々な問題があると述べています。
裏を返せば、西部跡地を買収して誰も文句を言わんかったら、いつでも買うちゃるで~、ということながです。
結局、この問題は最終的に市民側の判断に委ねられてきちゅうということながです。
是非、県に買収してもらって、歴史特区『戦国・幕末村』にしてもらうよう働きかけましょう!
町屋風の町並みにして、龍馬館、元親館はもちろんのこと、中江兆民館、板垣退助館、ジョン万次郎館、幸徳秋水館、寺田虎彦館、谷時中館、野中兼山館、絶海中津・義堂周信館、菅原高視館、浜口雄幸館、卑弥呼館(笑)などの高知県人偉人館をずらっと並べて、それぞれの館で偉人の生い立ちと詳細を掲載し、その中では、高知の食と酒をぐっすり味わえるようにします。龍馬1神教をやめて、高知県の偉人たちという多神教に変えていく必要があります。
ほんで、なりきり中江兆民、なりきり長宗我部信親になるためにコスプレなどを貸し出して、生誕地・縁地・お墓を巡るツアーもやります。できれば公共交通で行ける観光モデルがえいね。
酔っ払って高知偉人コスプレをやって、おきゃくやって、最後にはよさこいを踊れるようにします。ここまで非日常を体験してもらったら喜んで帰ってもらえるやろう。感動だらけやね。
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だいぶ書くのが遅れましたが、とでん西部跡地問題ですが
新たな商業施設はタブーやと思います。
西部跡地はちんちん電車が交錯しトデンバスターミナルがある、いわば公共交通の顔ですから、そこに娯楽施設ができてしまうと高知のメンツが潰れてしまいます。
今でさえ、はりまや橋に来た人たちはがっかりして帰っていきゆうのに
そのすぐ隣に馬鹿でかい商業施設があったら、2度と高知には来んでしょう。
がっかり名所を通り越して怒りがこみ上げてくる
”ぶちきれ名所”ベスト3に入るでしょう。
ちなみに三大がっかり名所では、はりまや橋は不動の地位を獲得しちょります。こんな称号いりません。
日本三大がっかり名所(はてな)
日本3大がっかり名所(日本彩発見)
是非、西部跡地は、公の息のかかった土地にすべきですね。
県が買収できんかったら、なんとか県内企業が抑えんと大変なことになります。
歴史の市民運動と連帯したら初期投資なんかあっという間に回収できます。
是非、県内企業に買ってほしい。
西部跡地が毎年高知へ来る観光客に負のイメージを植え付ける名所になるがやったら
いくら観光を宣伝しても、プラスマイナス0で全てが水泡に帰してしまいます。
あそこを武家屋敷にしよう!というなんともえいことを言うた人がおるらしいけんど
まっことその通り。
高知の観光の基本は江戸時代の風景を取り戻すことにある。
人の流れがもんてくるき~いうて商業施設案に賛成する人もおるけんど
大事なことは、なんのために人が流れるか、ということ。
イオンと同じように、ただ自らの内の欲望を満たすためだけの
中心市街地にしたら負の連鎖が起こるだけ。
そういう応急処置をやるんじゃのうて根本的に問題を解決することが重要。
はっきりいうて銀座にアンテナショップを出店するよりも
西部跡地のほうが大事。
銀座の人は高知にきてくれるかわからんけんど
はりまや橋に来てくれた観光客は、実際に高知にわざわざ足を運んでくれちゅうわけやき。
そういうお客さんのほうが大事に決まっちゅう。
外に向けての発信も大事やけんど内奥の哲学を貫徹していくことも大事。
西部跡地問題はこれからの高知を占う試金石になるやろうと思います。
商業施設ができたらこれから50年の衰退が約束されたようなもんです。
幕末村・戦国村+ひろめ市場ができたら、高知の経済ファンダメンタルズは、将来的にかなり強固なもんになるやろうと思います。
ほんで、堀を復活させて、ほんまもんのはりまや橋に、この際、戻してしまいましょう。
セイヤ~、セイヤ~♪
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